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一般内科Internal Medicine

気になることはなんでもご相談ください! 地域のかかりつけ医として 毎日の健康をサポートします。

発熱や咳といった風邪症状から、目のかゆみ、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状、胃もたれ、ムカムカや吐き気などの消化器症状、顔面のほてり、発汗、イライラなどの更年期症状、めまい、手足の冷えやしびれなど、内科一般を幅広く診療を行っております。 「大きな病院を受診していろいろ検査してもらったのに異常なし」、「病名はわからないけれど何かおかしい…」など漠然と健康に不安がある場合は、気軽に相談できる「かかりつけ医」として何でもご相談ください。 また、様々な病気を未然に防ぐための健診やインフルエンザ・風疹などの予防接種メニューも豊富にご用意しており、皆様の健康な毎日をサポートさせて頂きます。

当院で診療対象となるよくある症状・疾患です。

生活習慣病について

食事や運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が強く影響し、発症する病気を生活習慣病と呼びます。高血圧、脂質異常症、糖尿病のほか、日本人の死因の上位を占める、がんや心臓病、脳卒中も生活習慣病に含まれます。

動脈硬化と生活習慣病

動脈硬化とは、動脈の壁にコレステロールがたまり、硬くなったり狭くなったりして血液の流れが悪くなる状態です。高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病は、動脈硬化を悪化させます。 生活習慣病は自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに動脈硬化が進行し、脳や心臓、血管などにダメージを与えていきます。その結果、ある日突然、狭心症や心筋梗塞、脳卒中など、命に関わる恐ろしい疾患を引き起こすことがあります。足の血管が狭くなれば歩くときに痛みを感じる場合や、完全に閉塞してしまうと切断に至ることもあります。

高血圧 もっとも患者数の多い生活習慣病です。 血圧は、心臓がポンプの働きで血液を全身に送り出す圧力のことです。心臓が送り出す血液の量と血液が通る血管の柔らかさによって決まります。血管はゴムのように伸び縮みし、心臓が収縮し血液が送り出されると血管は広がり、心臓が拡張すると血管は元に戻ろうと縮むことで末梢へ血液を送ります。 上の血圧は、収縮期血圧と呼び、心臓が収縮し血液が送り出されたときの圧力です。下の血圧は、拡張期血圧と呼び、心臓が拡張しとときの圧力です。心臓から離れた末梢血管が硬くなると下の血圧が高くなります。心臓に近い太い血管が硬くなると上の血圧も高くなります。
脂質異常症 「悪玉」のLDLコレステロールが増える、「善玉」のHDLコレステロールが減る、中性脂肪が増えることを脂質異常症といいます。この状態を放置していると動脈硬化が起こり、静かに進行して、心筋梗塞や脳梗塞が起こるおそれがあります。LDLコレステロールや中性脂肪が高ければ高いほど、HDLコレステロールが低ければ低いほど動脈硬化が進みやすくなります。
糖尿病 誰でも食事をすると血液中のブドウ糖(血糖)が増えます。「インスリン」というホルモンがすい臓から分泌され血糖は正常に戻ります。しかし、インスリンが十分に働かないと、血液中にブドウ糖が増えた状態が続いてしまいます。これが糖尿病です。 初期の糖尿病では症状に気付かないことも多いです。血糖が高くなると以下のような症状が現れます。①喉がかわく、水をよく飲む、②尿の回数が増える、③体重が減る、④疲れやすくなる。さらに血糖が高くなると意識がなくなってしまうこともあります。 血糖が高い状態が続くと血管が傷ついて動脈硬化が進み、その結果「合併症」を引き起こします。太い血管が傷つくと、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高くなります。細い血管が傷つくと目の網膜症、腎障害、神経障害、歯周病のリスクが高くなります。
メタボリック シンドロームと 肥満症 どちらも「肥満」を原因とした病気で、動脈硬化を起こしやすくなります。 肥満はBMI(Body Mass Index)が25以上の状態です。 「肥満症」は、肥満による健康障害があり、医学的に減量が必要な状態を言います。肥満による健康障害には、脂質異常症、糖尿病やその予備群、高血圧、高尿酸血症、脳・心血管疾患、慢性腎臓病などがあります。 「内臓脂肪型肥満」は、内臓脂肪面積(100cm2以上)で診断されますが、一般的には腹囲(ウエスト周囲長が男性:85cm以上、女性:90cm以上)で代用されています。メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満をきっかけに脂質異常、高血糖、高血圧となる状態です。
喫煙 喫煙は、動脈硬化、がん、呼吸器疾患などのリスクを増加させます。特に動脈硬化に関しては、喫煙は心筋梗塞などの冠動脈疾患や、脳卒中、腹部大動脈瘤、末梢動脈疾患の危険因子です。喫煙本数が徐々に増加すると、心臓血管死や突然死が増加することが報告されており、また禁煙すると、心臓血管死が減少することも知られています。 煙に含まれる有害物質は喫煙者(能動喫煙)だけではなく煙を吸う周りの人(受動喫煙)にも被害をもたらします。受動喫煙でも心筋梗塞や狭心症の危険が高まることが分かっています。
慢性腎臓病(CKD) 慢性腎臓病とは、健康な人の60%以下に腎臓の働きが低下するか、タンパク尿が出るといった腎臓の異常が続く状態を言います。英語でChronic Kidney Diseaseと言い、その頭文字をとって「CKD」と呼びます。 腎臓は、毎日200リットルの血液をろ過して、老廃物を尿として排泄し、体の中をきれいに保ちます。その他にも、体液の量や血圧の調整を行ったり、ナトリウム・カリウム・カルシウムなどのミネラルや酸性・アルカリ性のバランスを保ったり、さらには血液を作るホルモンを分泌する、骨を健康に保つ、といった多くの働きがあります。 年をとると腎機能は低下しますので、高齢になるほどCKDが多くなります。高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満やメタボリックシンドロームなどの生活習慣病や喫煙は腎機能を悪化させます。腎臓の働きが健康な人の15%以下になると透析治療を考えます。さらにCKDは、心筋梗塞や脳卒中といった血管の病気を引き起こします。生活習慣病を予防・治療することは、腎臓を守り、心臓や脳を守ることにもつながります。
睡眠時無呼吸症候群

睡眠中に呼吸がとまる病気で、日常生活にさまざまな影響が生じます。睡眠中に酸素不足になることで熟睡できず日中の眠気や集中力の低下を引き起こします。また、睡眠時無呼吸のある人は高血圧の合併が多く、血圧の薬でも下がらないことがあります。特に夜間や早朝の血圧が高くなりやすく、心筋梗塞や脳卒中の危険が高まります。睡眠時無呼吸症候群の治療を行うことで生活習慣病の改善や心筋梗塞や脳卒中のリスクを下げることができます。 以下の項目に該当する方は検査をお勧めします。

睡眠時無呼吸を疑う症状

大きないびきをかく、睡眠中に呼吸が止まっている、日中に強い眠気におそわれる、集中力が続かない、夜間トイレによく起きる、起床時の頭痛

睡眠時無呼吸を起こしやすい人

肥満やメタボリックシンドロームを指摘された、顎が小さい、高血圧や糖尿病がある

血管の病気

心臓の動脈硬化が進むと狭心症や心筋梗塞を起こします。脳の動脈硬化は脳梗塞を起こします。足の動脈硬化は末梢動脈疾患を起こします。いずれの病気においても、適切な血管の検査と動脈硬化を悪化させる病気の予防と治療が重要です。

狭心症 心筋梗塞 冠動脈が心臓へ血液を供給しています。冠動脈が狭くなるまたは閉塞すると心筋へ血液が十分に供給されず、心臓に障害が起こります。 冠動脈の狭窄により、一時的に心筋の酸素不足になるのが狭心症です。冠動脈の閉塞により、心臓の筋肉に酸素が供給できなくなり、心筋が壊死してしまうのが心筋梗塞です。 狭心症の発作は、主に胸の中心付近が圧迫される強い痛みを感じる人が多いのですが、みぞおちのあたりに漠然とした痛みを感じることや、のどやあご、左肩や左腕、背中、歯が痛む場合もあります。多くは数分(長くても15分くらい)安静にしていると痛みが治まります。一方、心筋梗塞の場合、30分以上長く続くのが特徴です。
脳梗塞 脳梗塞は、脳動脈の狭窄や閉塞により、脳に酸素や栄養が送られなくなるために、脳の細胞が障害を受ける病気です。 脳梗塞の症状は、閉塞する血管の場所により異なりますが、左右片側の手足の麻痺、言葉がうまく話せない、うまく歩けなくなったりします。また、認知症の原因となることがあります。また頚動脈が狭くなると同じ側の視界が一瞬真っ暗になる発作が生じることがあります。
末梢動脈疾患 末梢動脈疾患では、足の付け根から膝や足先に至る様々な場所で動脈硬化により血管が狭くなりさらに詰まります。動脈硬化が進むにつれて、間欠性跛行(歩くと足が痛くなり歩けなくなるが、休むと再び歩けるようになる)や安静時にも足の冷えや痛みを感じるようになります。さらに悪化すると足先の壊疽が生じ、足の切断に至ることもあります。
大動脈疾患 胸や腹の大動脈に動脈硬化をきたすと狭くなることもありますがこぶ状に膨れて大動脈瘤となり、大きくなると破裂し出血で生命の危機となります。このほか、解離性大動脈瘤と言われる血管が縦に裂ける病気もありこれも死の危険があります。
動脈硬化の検査

実際に症状が出る前から動脈硬化による病変が出現しているか、またどの程度まで進行しているかを知ることは、生活管理や治療の方向を決める上で重要です。 動脈硬化による病気を起こした後では血管造影法などを含めた負担のある検査も行いますが、まだ症状がない方の場合にはできるだけ負担のない検査を行うことになります。血管の形を見る検査法(超音波検査やCT・MRIなど)と血管の機能を見る検査法(ABI、baPWV、CAVIなど)の2つに分けられます。 超音波で頚動脈を観察すると血管の厚さやプラーク(血管についたコレステロールのかたまり)、血流の速さが観察でき、動脈硬化がどの程度進行しているかわかります。血管の機能を見る検査では将来の危険性を予測するなど活用されています。